2026/10/15
先日、将棋の女流棋士である西山朋佳4冠が、ヒューリック杯白玲戦で通算5期目のタイトルを達成し、プロ棋士編入資格を獲得しました。この偉大な快挙が、今、将棋界で大きな物議をかもしています。
険しすぎる「三段リーグ」の現実と、新しい規定の是非
本来、プロ棋士になるためには、原則として満26歳の誕生日を含むリーグを終えるまでに、あの地獄のような「三段リーグ」を突破しなければなりません。
それ以外の方法もゼロではありませんが、そちらは3段リーグよりもさらにいばらの道です。 これまで女性でプロ棋士になった人は一人もいません。3段リーグに参加した女性棋士は何人かいましたが、その中で最強と言われた福間香奈さんや西山朋佳さんでさえ、突破することはできませんでした。 西山さんに至っては、過去に「14勝4敗」という驚異的な好成績を収めながらも、その期の運や順位の兼ね合いで昇段を逃したことがあります。3段リーグは通常、13勝〜14勝で突破できることが多く、過去の最低必要勝率は11勝7敗(過去に3人)。40人中上位2名しか抜けられない、極めて厳しい狭き門です。年2回開催され、基本的に年間で誕生するプロ棋士はわずか4人。その過酷な条件の中で14勝4敗を挙げた西山さんは、いつプロ棋士になっていてもおかしくない圧倒的な棋力を持った女性棋士です。
さらに、彼女たちは3段リーグ以外の「プロ編入試験(男性棋士が参加する公式戦で『10勝以上』かつ『勝率6割5分以上』を修め、さらに4段棋士5名との試験戦に勝ち越すルート)」にも挑んできました。福間さんは2回、西山さんは1回、その試験を受けています。
では、なぜ今これほど物議をかもしているのか。 それは数年前に羽生善治九段が日本将棋連盟会長だった当時につくられた、「女流の白玲戦を通算5期達成した者はプロ棋士に編入できる」という新規定にあります。 当時も議論を呼び、あの藤井聡太八冠が「棋力は担保されるのか」と慎重な意見を述べたほどの特例ルールでした。
先日5期目を達成した西山4冠は、現時点でこの資格の行方について態度を保留しています。 プロ棋士という、すべての将棋指しが目指す最大の頂点。しかし、女流棋士の中で最強であっても、プロ棋士の海原へ飛び込めば下位に埋もれ、名人戦につながるC級2組(C2)を抜け出すことすら至難の業でしょう。その次元の違いを、西山さん自身が恐ろしいほど理解しているからこそ、どのような決断を下すのかが注目されています。
世間で騒がれているのは、いわゆる「女性優遇枠ではないか」という議論です。 白玲戦は女流棋士限定の棋戦であり、3段リーグを突破せずともタイトルの獲得条件を満たせばプロ編入資格が得られる。これが従来の「プロとの公式戦での勝率規定をクリアして編入試験を受ける」という形であれば納得感があったものの、タイトル獲得を直結させるルールへの違和感が指摘されています。
西山4冠に「プロ棋士としての棋力があるか」と問えば、答えは間違いなく「十分戦える」です。ただし、タイトル争いは難しく、C2リーグでどこまでやれるかというレベルではあります。それでも、これまでの実績を考えれば、プロ棋士の中でも十分に渡り合える実力者であることは間違いありません。 彼女がどちらの選択をしても、将棋界に大きな波紋が広がることは確実です。
日本将棋連盟がそのような規定を設けた背景には、藤井聡太さんの存在だけでは将棋人気全般を支え続けることが難しくなってきたという現実、すなわち「スポンサーや興行としての要望」があることも想像に難くありません。 ビジネスや興行である以上、仕方のない側面もあるでしょう。どちらにせよ、私は一ファンとして西山4冠の挑戦を応援したいと思っています。
そして、私がゴルフの「真スイング」にたどり着いた日
さて、話題をガラリと変えましょう。
先日開眼した私の新しいゴルフスイング(勝手に「真スイング」と呼んでいます)、どうやら本物のようです。 昨日も夜間に200スイング以上をこなしましたが、その中でさらなる確信と発見がありました。
何より感じたのは、「ゴルフクラブという道具は、もしかしたらこの『真スイング』をモデルにして、それに最適化されるように作られているのではないか」ということです。つまり、これがゴルフクラブの「真理」なのかもしれません(笑)。
なぜそんな仮説に至ったかというと、プロのスイングを観ると、程度の差はあれど誰もが必ず「シャローイング」を行っているからです。 シャローイングとは、簡単に言えば、トップからダウンスイングに入る際、クラブヘッドが一度背中側に倒れてからインパクトへと向かう軌道のことです。これにより、理想的なインサイドアウトの軌道でボールを捉えることができます。 現代のクラブの形状や重心設計をよく見れば、まさにあの軌道で振ることで最大のポテンシャルを発揮するようにつくられている――そう確信せざるを得ません。
これまでのスイングとは、力の入れどころも、筋肉の疲労する部位も全く違います。完全に別物のスイングです。 まだ完全に体になじんでいるとは言えませんが、あと1ヶ月もすれば自然に自分のものになるでしょう。あとは微調整のレベルです。
この「真スイング」がなんとなく形になってきたことで、これまでYouTube動画で数々のプロたちが語ってきた様々な理論や伝えたいことが、まるでパズルのピースがハマるように綺麗に繋がりました。昨日初めて観た別のプロの動画であっても、その人が何を伝えようとしているのかが手に取るように理解できるようになりました。
私のスイングが完全に理想的なシャローになっているかといえば、まだ道半ばですが、少なくとも「右サイドでクラブを正しい軌道で下ろす」という感覚は確実に掴んでいます。
以前のスイングでは、練習場でまともに50球も打てませんでした。最初は良くても、だんだんとおかしくなり、数分前の「良かった時の力感や軌道」が分からなくなって球がバラバラに散っていく。そんな悪循環の連続でした。 まだ試して二日目ですが、昨夜の200球も、当然ミスショットは何発も出るものの、極端に言えば「まったく同じリズム」で振り続けられました。
疲れるには疲れますが、「身体が壊れるような疲労」ではなく、無理のない効率的なスイングができている証拠です。何より、これまで悩んでいた「左肩の痛み」が全く出ません。疲れてくると右の背中や足腰に適度な負荷がかかる、理想的な筋肉の使われ方です。
この「ずっと気持ちよく振り続けられる」という感覚が、たまらなく嬉しい。 昨日はスプーン(3W)も試してみましたが、同じ感覚のまま綺麗に打つことができました。
火曜日の段階では「ドライバーとアイアンは別のスイングだ」と考えていましたが、やはり基本の感覚は一つに統一した方がいいと思い、アイアン、UT、ウッドに至るまですべて同じイメージで振り抜きました。芯を食ったときの飛距離も申し分ありません。
何万回もスイングを繰り返せば、必ず自分の血肉になります。 昨日今日でまだ400〜500スイングほど。 焦らず、来年のクラブチャンピオンシップの予選に向けて、まずは「5万スイング」を目標に、この真スイングを磨き上げていきたいと思います(笑)!