2025/04/20
ゴルフ鬱 という言葉があるんです。
好不調の落差が激しかったり
練習しても成果が出ないのが続くと陥る心の病です。
ゴルフは好きなんだけど、上手くいかないから気分が乗らない。
ラウンドが楽しくない みたいな。
ゴルフをやり始めてからしばらくはやればやるほどスコアは良くなるし上達が感じられるので、どんどん楽しくなります。
しかし、もう少しやり続けていくとスコアの伸びも頭打ちし、あきらかに努力量に対してのリターン(スコアの伸び)が合わなくなってくるんですよね。
確実に上手くなってる(はず)なのに スコアに現れないということになるんです。
他のスポーツでもそういうことはあるでしょうけどね、ゴルフの場合は技術力が上がっても 技術特性上の問題でスコアに反映されにくい ということと
もう一つ、本番でのメンタルがプレーに及ぼす影響が大きい というゴルフというスポーツとしての特性が大きいです。
例えばアプローチの技術、
今までピンまで5m前後にしか付けられなかったのが3m前後まで付けられるようになったとしても、スコアは変わらないです。
どのみち2パットになるので。3mも5mもパターが1回で入る確率は数%ですよ。1割はないですからね。
1m前後に寄せられるようにって初めてスコアが良くなります。
ショットも練習で打てるようになることと、本番で景色やライの影響を受けながらショットするのは随分違いますからね。なかなか自分の技術を発揮するのが難しいです。
18ホール という数もなかなか絶妙ですよね。
10ホールくらいまでは調子よくてもその後崩れるとか
よく言われる 上がり3ホール での大きなミスとかね。
メンタルは同伴者からも影響を受けたりします。それがプレーに影響を及ぼすことが多々あるんですね。
こちらがグリーン上で後ろの組の人が腕組して待ってると打ち急いだりしますしね。
それは自分の心の問題なんですけどね。
思ったよりうまくいかないことが圧倒的に多いんです。
止まってる球を打つ くらいのことは 運動神経が飛びぬけてよくなくてもできるんですよ。
すごくいい球を打てることも まま あるんですよ。
長いパットが入ったり、80yがべたピンについたり。
だから 自分は もっとできるはず 自分はこれくらいはできる という 自分に対する期待値が高いのがゴルフ鬱の主因でしょう。
上手くいかないと悔しいですからね。
それをどう受け止めるか なんですよね。
失敗した時に(悪いスコアだった時 や ミスした時)
心の中でも
くそ!俺はこんなもんじゃねぇんだ! ちきしょー! ってのは ゴルフ鬱になる可能性大ですね。
かといって
どうせ俺なんてこんなもんさ と いうのも なんかちょっと違うんですよね。
冷静になって、出来たこと と できなかったこと、ミスになっとこと と、成功したこと を静かに受け止めるんですよ。
悔しいけど スコアも 受け止めるしかないですね。
出来なかった 上手くいかなかった!くそ! って 怒ってもね(笑) 自分でやったことですから。
冷静に分析すると次の課題が見えてきます。
それの改善のために取り組んでも次回上手くいくとは限りませんが、 成果が出て来ても ずっとずっと努力し続けるんです。
そうすると結果的に 出来る、成功する ミスらない 確率が上がるんです。
100%できること ってのは 多分ゴルフにはないんですよ。 50㎝のパットも外れますからね。
ドライバー 10000球練習したところでOBは出ますしね。100万球でも同じですね。
つまり 練習と経験を積んで成功確率を上げていく スポーツ なんですね。
その辺はスポーツはみんな一緒なんですけど、なぜか ゴルフはね って言いたくなりますね。